日本人はなぜMicrosoft Officeから逃れられないのか

毎日エクセルを使って仕事をしています。皆さんも日本人ならMicrosoft Officeでエンジニアリングしてますよね?

そんなわけあるかい、って思った皆さん

ちょっとした調査でもエクセルへの関心が高かったり、G Suiteとシェアを奪い合ってたりする。これは間違いなくエクセルやパワポに馴染みが深い人が多いことを示してますね。

個人的には「エクセルで仕事をするなんて死んでも嫌だ!俺はプログラミングをするぞ!」っていう気持ち。 これは決してエクセルを使う仕事を貶しているのではなく、ただ単に私がエクセルを使った仕事を知らないだけだと思う。

実際に会話の中でも「エクセルは無いよなぁ」という話になるし、ぼんやりした忌避感はあった。もとい、今もある。

しかし社会人になって周りの話を聞いていると、どうも世界はエクセルで回っているらしいことが分かってきた。 観測範囲だと設計工程が多いので、そりゃあエクセルやパワポを使うのだろう。 後継的なソフト(G Suite、Office365など)を見ていても、名前は変わったとしても表計算やスライドショーという概念からは逃れられないことが確実。

そういったエクセルがメインの仕事がやりたいかというと、未来永劫そういう気持ちは湧かないですね。 もちろんエクセル仕事の背景には複雑な要件とか人や組織の動きがあって、そこから価値を生み出しているんですけど。 自分自身の力で物を生み出している実感が無くて虚無に陥っているのが現状かなぁ、と分析しています。

世の中の経営層はきっと手を動かしている暇なんか無くて、人と折衝するのが仕事なんだろう。そういう仕事にも私は興味が湧かない。 しかし大きい価値を動かそうとしたら、そうやって人を動かして見えない所の力を利用しないといけないし、すごく理に適ってる。

極端なことを言えば「プログラミングだけで食いたい」ってことですけど、それはプロ野球選手とか漫画家に近いような物で尖りすぎてても潰しが効かないし、仕事が無くなった瞬間に詰むことが明らか。

世の中を見ればプログラミングに興味のある人は5%も居ないだろうし、プログラミング自体に価値が生まれるわけでもない。プログラミングを裏に使って効率的に作られた「素晴らしい何か」を世間は求めてる。

その「素晴らしい何か」を5秒でも5時間でも作れれば良いのですけど、それをやるには結局のところ世論を調べたりとか顧客のニーズを調査したりとかする。もうその時点でプログラミングからは逸脱してますよね。

さて、プログラミングをやりたい皆さんはどうやって仕事してますか?教えて下さい。